風営法の風俗とは
風俗と聞くとなんとなく、なまめかしくて心躍る方と、心は躍るんだけど、ちょっと残念な思い出から苦笑いする方、はじめから眉をしかめる方等々様々な反応がみられる面白い言葉でもあります。また、奥さんの前で「いやー今日風俗行ってきたよ」なんてことをサラッと
いえる猛者もそういるもんではありません。
さて、これから、ここでは風営法についていろいろ学んでいきたいと考えています。
風営法は聞いたことがある方も多いかと思いますが、実は「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」と一度聞いただけでは覚えられない、長い文言を略しています。
まず、ここでは「風俗」という言葉について学んでいくこととします。
風俗とは
そもそも風俗にはどんな意味があるんでしょうか?
自分は風俗という言葉にそれほど、深く思い入れがあるわけではありませんが、専門の業務は何ですかと聞かれたときに「風俗営業の許認可が専門です。」とさわやかにお伝えした時になんとなくビミョーな空気になることが多く、これは、なんとか専門家として風俗を擁護せねばなるまいと一人立ち上がった次第です。
風俗を広辞苑で調べてみました。さまざまなならわし、しきたり、風習、容姿、身なり、身のこなし、よそおい、等々と書いてあるではないですか。(よろしければ広辞苑の詳細はこちらからどうぞ)
なるほど、風俗って広辞苑的にはそういう意味なんだ。へー
では終わりません。
何故なら、それは広辞苑の中の話しであって一般的に感じられている「風俗」とはあきらかに違うからです。
ではウィキペディア(Wikipedia)先生はどうでしょう「現在において、単に「風俗」というと「性風俗」を意味することが多く、「風俗嬢」という言葉さえ生まれている。」とありましたネ。
ではいつから風俗がこの「風俗」になったのでしょうか。
残念ながらいろいろ調べてみましたが「これ!」というものがみつからなかったので自分なりに考えてみました。
やっぱり男の欲望は古今かわらず元気いっぱいであり、江戸時代からその手の規制はいろいろあり様々な変遷のあと現在の風営法に今は落ち着いているようです。
その風営法の中にはバー、料理店、キャバクラ、スナック、パチンコ店、麻雀店、ゲームセンター等々と性風俗店(性風俗関連特殊営業)が一緒に規定されていてことから、どちらかと言えば性風俗の方がインパクトが強いのか、いつの頃からか、一緒くたになって風俗営業=性風俗を連想させてしまったのではなかろうかと思います。
あとマスコミ等で取り上げられる事件が、どうしても性絡みが多いことも要因の一つであると考えられます。極めつけは、風営法にある性風俗関連特殊営業のことば自体が性と風俗が合体しちゃってますがな。
まとめです
いかがだったでしょうか。風俗という言葉を自分なりに考えてみるに、性風俗も含めそれは人の営みであり、非常に重要でかつ必要不可欠なものといえるのではないでしょうか。風営法は風俗営業等の法なので、まずここでは風俗とはを考えてみました。